第1回「シン・ヒロシ」~下掛宝生流四方山話編~
撮影:前島吉裕氏・柳瀬氏・ご参加の皆様
3月3日、本人的には「能楽雑学講座+ブラヒロシ的ゆるさ」を標榜いたしました新企画、
「シン・ヒロシ」の第1回を開催いたしました。
やはり第1回は所属する流儀のことをやらねば、と思いましたので講座名は「下掛宝生流四方山話」。今思うとこの時点ですでに講座色はだいぶ薄まっているわけですが(;^ω^)
ともかくも、今回もブラヒロシ同様、そんなに来ないだろうなぁ。。という主催者の悲観的予想を裏切り多くの方にお越し頂き、誠に、誠に有難く嬉しく存じております(^^
また、記念すべき第1回に同流の舘田善博師、野口能弘師のお力添えを頂きましたことでずいぶんと気を楽に、安心感をもって臨むことができました。ありがとうございました。
そして私の超個人的希望に快く応じて頂いた魅惑の琵琶師、千山さん。本当にありがとうございました。
更にはいつもお手伝いして貰っている学生さんたち、楽しみに足を運んでくださる皆様と、
考えてみるとみんなでこのゆるくて和気藹々とした雰囲気を醸し出してるイベントなんだなぁと思いました。皆みな様に感謝申し上げます。
さてさて、第1部の会場は鳩森神社の能舞台
こちらの富士塚はたいへん立派なもので、私は以前に登頂して御朱印も頂いているのですが、せっかくですから早めに集まっていざ登頂!
下から見るよりは思いの外険難な山道を登ります
山頂で記念撮影。全然それっぽく見えないところが残念(;^ω^)
富士塚登頂はこうしてあっという間に終了~
続いて舞台の準備にとりかかります
普段は窓が締め切ってあって日焼け防止に舞台全体に白い布が敷き詰められています。学生さん達の手を借りておかたずけ。
講師陣は着替え、千山さんは琵琶のご用意。この間、舞台がただ空いているのはもったいないので、学生さんたちの自主稽古時間。いつもはちょっとおずおず的な彼女たちですが、稽古となると途端にきりっ!熱心に、かつ楽しそうに励む姿を見るのは気持ちがいいものですね(^^
準備も整い、おおよそ集まられましたところで千山さんの登場です。
初めて間近で見る琵琶になにより私が興味深々。実演前に琵琶についてお話頂きながら質問責めです。
さらに琵琶を手にさせて頂く特典付き。
フォルムといい手触りといい、愛おしさを感じさせる琵琶という楽器はとても女性的だなぁと思いました。
この時点で自分が講座やることはすっかりわすれてご満悦(^^;
いよいよ演奏です
琵琶の音と千山さんの語りの感想はどうやって言葉にしたらいいのか難しいのですが。。心に沁みるというんですかね。。綺麗、とはちょっと違って、強さと哀切感と、、耳で聞く音色というよりは心で感じる調べっていうんでしょうか。。能楽の世界と同質なものをすごく感じられて、ともかくとてもよかったです。語彙能力低いなぁ~~(-_-;) でもきっとみなさん頷いてくれると思います。
神社の境内に佇むひっそりとした舞台上で奏でる千山さんの姿は絵になりますね~
我ながら緋毛氈用意してよかった(^^ゞ
写真班、柳瀬クンの今回のベストショット!!
演奏終了後にじっくり拝見
この後の本編講座でしたので、我々3人、講座に臨む心構えの適当さに内心やばいなぁとおびえつつ、開き直って始めます。
3人での連吟。ワキの部分ばかりでなく、シテ謡や地謡を下掛宝生流の謡でお聞き頂いた後、家々による違いや同吟についてなど実演しながらお話
謡ばかりでなく型や動きについても解説。ご参加者の皆様はご理解頂けると思いますが、まぁ、差し障りあってもなんですから、色々な違いの説明です(笑)
能弘師が何をしているのか不明な一枚もあり(笑)
体験コーナーもあり
案外難しいでしょ~?
最後に見せ場あり
こんな感じで無事?終了。本人たち的にはこんなんでよかったかなぁ?という思いもなきしもあらずですが、肩肘張らずにお楽しみ頂くという点では大丈夫だったんではないでしょうか(^^;
ここで千山さんの琵琶講座に間に合わなかった方の為に再度のご演奏をリクエスト。ご無理ばかりでホントすみませんでしたが、あまりにもったいないですもんね。
最後に集合写真。多分、なんだか盛りだくさんな感じでよかったんじゃない?と3人でほっと一息、2部の宴席会場へ向かいます。
ちなみに夜になると外からはこんな感じで見えるようで、とても趣きがあっていいですね~
2部の宴席に関しましては何も語ることはありません(笑)
皆様が楽しくお過ごし頂けた様子がはっきりとわかりまして、会主は満足です。
特に注目すべきは
クルー兄こと舘田師の満面の笑み
まさに宴会部長です。
また、前島写真館の前島さんが2部からご参加。今回もさすがのお写真を撮影して下さいました。ありがとうございます!!
楽しい時間はあっという間に流れ、お酒がない~!というクルー兄の言葉でおひらき、
第1回シン・ヒロシは恙なく楽しく終了いたしました。
皆さま、改めて御礼申し上げます。ご参加ありがとうございました。
そして。。
遅くまでお付き合い頂き誠に恐縮です。どうぞこれに懲りられませぬよう祈るばかりです(^^;
次回はまったく未定ですがより、よい企画をお届けすべく頭を捻る所存でおります。どうぞよろしくお願い申しげます。
おしまい
0コメント