ー  Obichan . Blog  ー

「第4回ブラヒロシ」

10月7日 開催「第4回ブラヒロシ」
~ セルリアンタワー能楽堂バックステージツアー ~

今回はセルリアンタワー能楽堂バックステージツアーという、我ながら素敵な企画が実現でき、たいへん嬉しい回となりました。

セルリアンタワー能楽堂(ここは正確にという稲葉さんからのご要望で)は公演のない時などは一般の方に見学を解放していたのは知っていたのですが、稲葉さんにブラヒロシの趣旨をお話してご協力を仰ぎましたところ、心よく全面的なご協力を頂けることとなり一気に実現の運びとなりました。

改めて御礼申し上げますとともに、これが私のお弟子さんみたいな方々のイベントだと難しかっただろうなぁとしみじみブラヒロシの長所を感じております。今回はいってみれば能楽fanの集いに私というナビゲーターがついてるみたいな形ですね(^^ゞ

さらに今回は稲葉さんのみならず能楽界のプリンセス・鵜澤光師がスペシャルゲストとしてご参加!

実は第1案で光ちゃんがらみの企画を考えていたのですが、さる仔細あって叶いませんでしたので、そのままスライドしてスペシャルゲストと相成りました。ただ、光ちゃんは先日の「日本酒ヒロシ」にもご参加頂いているので、私的にはスペシャル感は気持ち薄め。ですがご参加頂いた皆様には能楽師としてのお顔以外にマスコットガール的な光ちゃんの素晴らしさを存分に堪能して頂けたと思います(^^ゞ

まずはみんなでぞろぞろ稲葉さんにつき従い楽屋をうろうろ。構造や普段の楽屋割りなどの話をしつつ、道具部屋も開けて頂いたので、葛桶や床几などもご覧頂くことが出来ました。本番前の鏡の間の状況再現なども面白かったですね(^^ゞ

引き続き舞台見学へ。お稽古なさっている方でも舞台上をしみじみ見て回るという機会はなかなかないでしょうし、撮影も自由の許可を頂きましたので、まぁ私の話半分であとは皆さまのご随意。私も皆様にならってじっくり鏡板など拝見。普段はしまっている「貴人口」も開けて頂きました。

やっぱり多少はワキ方らしい話もしないとなぁと思いまして、ワキ座からの視線やシテとワキとの舞台上での距離感、観客席の見え方など皆様に体験して頂きました。

橋懸の説明。祈リ物って怖いですよね~、みたいな(笑)

鏡の間では楽屋仕事の第一歩ともいえる幕上げに挑戦。客席からは窺いしれない苦心やコツを特別に伝授です。

足拍子の具合や地謡の座り方、道成寺に使う滑車を見たりとワイワイやっているうちにすっかり時間オーバー。「かどみせ」「下駄箱」、皆さんよく覚えておいて下さいね~(笑)

ちょっとしたレア写真。by 笠原さん

最後に集合写真。写真班・柳瀬クンのようやくにして面目躍如のいい一枚となりました。稲葉さん、足袋履いてなかったから入られなかったのは残念💦

決してブラヒロシ課程修了写真ではありませんよ(笑)

手に持っているのは稲葉さんからお配り頂いたせルリアンタワー能楽堂のご案内パンフレットですが、能楽堂を使用する際に貰うものですので、実はなかなか手にする機会はありません。バックステージツアーならではの特典となりました(^^

で時間を15分もオーバーしてしまったので急いで2部の会場へ移動です。


写真班の柳瀬クンは1部のみのご参加でしたので、ここからは参加者の皆様頼りの写真。店内は相当暗かったので、撮影はいささか難儀しました。

これはまだお酒はいる前ですね~。で・・

たいぶお酒もすすみ皆様和気藹々と打ち解けて会話も弾まれたようです。

こうしてブログを書いていて、ブラヒロシのいいところなのか恐ろしいところなのか判然としませんが、誰も私の撮影に心を留めていないという事実に気が付きました。そうとう皆さんお写真撮られたんでしょうが、私の写っておりますのはあとは・・

です。私の話聞いて貰うのにも相当声を張り上げなくちゃなりませんでしたし、ともかくもそこまで皆様で楽しくお過ごし頂けたならこれに勝る喜びはございません(;^ω^)

いつの間に小顔撮影ポーズが全体に蔓延してたんだって話ですよね~💦犯人はほぼ間違いないっ!

こうして3時間あまりの酒宴はあっという間に楽しく終了。(で、これも私が撮影)

多くの皆様にご参加頂き、よいブラヒロシになりました。誠にありがとうございました。

次回の予定も決まりましたし、またちょと案を練って皆様にお知らせ申し上げますので、引き続いてのご参加を心よりお待ちいたしております!!


おしまい




obichan.blog

下掛宝生流【能楽師】大日方寛 能楽師というとどこか遠い世界の人間と思われるかも・・でもここは素顔の能楽師・通称 ”おびちゃん” の他愛もない日常を思いつくまま徒然と書き記すブログサイトです

0コメント

  • 1000 / 1000